写真ってなんだろう
先ほど、以前の会社の戦友だったかたが、GW休みというので訪問してくれたのでお食事してきた~
彼から写真とか撮影地の質問を受けてて、何かなって思ったらお子様がカメラに興味を持ちそう、ということだった。
僕からすると、とてもいいことだと思うけど、かれからするとお金のかかることなので大変だと思う。でも大好きな子供がやりたいということだから何とか買ってあげたいんだという。
僕はこう思った。
お子様は、カメラを手に入れたいのか、撮影をしたいのか、どちらの目的が強いのかにより、アドバイスの内容を変えないと、と。
そう、カメラを使うことと、撮影をすることは違う。
僕は、撮影をすることを目的にしてみてほしいと思ってます。
撮影とは、光を手のひらで躍らせ、形を作る行為。構図、光の流量、焦点を、自分の好きなバランスで調合し、一つの絵を作り出すこと。
そのためには、多少不自由なマニュアルレンズ、特に被写体深度が薄いハイスピードレンズを使ってみてほしいと思っている。
自動化されたカメラの性能向上とは、結果的に個性をつぶすことになる。メーカーが良しとした絵作りを受け入れることになる。
以前山歩きをしていた時、年配のカメラマンがデジタルとフィルムのカメラを二つ並べていて、その理由を聞いたところ、デジタルは構図の確認用なのだと。本気で撮影するのはフィルムカメラで行うのだと言っていた。自分wayというものをお持ちの方なのだと思った。
マニュアルで撮影すると、撮影して1秒後には、上の意味が理解できる。
カメラを操作するのではなく、撮影をすること。
それを目的に据えることができるなら、豊かなカメラライフが始まり、機材に費やすお金は減ることになります。