高フッ素ワックスを調合してみた。大成功でした!
あまりブログを更新できてないのは、ちょっと仕事が忙しくなってしまい、そっち集中しているからです。。
しかし、2週に一度はスキーに行けているので幸せ~
先々週はかなり冷えた日だったので、高温用ワックスが微妙に山に合わなかったのですが、これからはザラメ、シャバ雪になるので、高温ワックスにします!
水分多めの雪と言えば、フッ素ワックス。
私もスキーヤーのはしくれとして、一応フッ素ワックス持っているのですが、40gで8000円とかバカにしているのか!って価格なので、塗るのをちゅうちょしていました。。。が、考えてみたら、自分で作ってみたらいいんじゃん!ってことで今回は自作ワックスのお話。
なんでも、ワックスって結局石油由来のパラフィン(ロウ)を、寒さというか添加物で硬くしたりして結晶に負けないようにしているだけときいて、なんか行けそうな気がする。
パラフィンそのものは融点65度から80度くらいで、添加物とかそういうノウハウがない私は必然的に、春のシャバ雪向けのワックスしか作れないわけです。
しかし、水分をはじくためのフッ素なわけで、だったら高温用でいいじゃない!と。
用意したのはヤフオクで買った890円で850gの巨大パラフィンw
左から、TOKOの高温ワックス120g。これでもそれなりに大きい。
真ん中はヨーロッパから仕入れたVolaの高温ワックス500g。これは業務用。
問題の右が、無印パラフィン。豆腐かな?純度が高いそうだ。うそくさい。
作り方は超簡単。
溶かしてフッ素混ぜて冷やすだけ。
室内ではやりたくなかったので、そとで.
登山用のバーナーを用意して。
ワックスとかしながらフッ素パウダー入れる。
フッ素パウダーは3ミクロンのものを買ったけれど、マイクロフロンはもっとこまかいのでそっちがよかったかな。量も多いし。
工具はこんな感じ。
パラフィンを切るためののこぎり。型は100均のシリコンのやつ。鍋も100均の鍋。
今回は練習なので、75gのパラフィンに7gのフッ素。
これで大体10%配合で、なんとなく中フッ素って感じ。
高フッ素は20%ほどを指すらしく、それを超えると定着しないらしい。
ドロドロに溶かして、混ぜ混ぜ混ぜ。沸騰はさせないように注意。
シリコンのカップに入れると、ちょうど2個分。75gだから、だいたい30gくらい入る。
一回に4個120g作れる換算でスネ。
急速に冷却していないので、フッ素パウダーが分離。でもまあ、溶かして塗り込むんだから一緒か。
実際に塗りこんでみたところ、通常のワックスと違い濁っている。
10回くらいアイロンを舐めてみた。
ブラッシングしたのが右側。
さて、シャバ雪にもちこんでどうか、たのしみです。
5/1追記
GW前半、晴れ渡った立山で自作ワックス試しましたが、緩んで汚れた雪で、まさに滑るように滑走できました!
パラフィンの滑走性に、フッ素は明らかにマッチ!オススメです!