大規模なメンテに!そして強引にTIAGRA 4700 STIからタイコを摘出。無事生還!
先日、知人に譲るブラックちゃんことRD-01の最終整備を行っていて、よくありがちなメンテの罠にはまってしまいました。
譲るRD-01にはTIAGRA4700のSTIがついていますが、リアディレイラーのシフトワイヤーが解けかかっていたので、交換しようとしたことからおトラブルは始まりました。
古いワイヤーをはずすのは簡単で、固定をはずしてアウターから抜き取るだけ。STIからタイコを引き出してケーブルは捨てました。
さて、新しいケーブルへの変更ですが、サイクルベースあさひのオリジナルのワイヤーにしました。
上がシマノ、下がアサヒなのですが。。。これが間違いのもとでした。
これ、タイコの大きさ比較ですが、右があさひ、左がシマノ。大きさがかなり違いますね。これがトラブルのもとでした・
ハンドルはケーブル内蔵なので、かなりアウターも狭くなっており、シフトワイヤーを通すのを慎重に行いましたが、無事貫通。ラインを通してリアディレイラーにセットしましたが、最初は巻き上げもうまくいってたのが、テンションをかなり強めに張ったところ、全く動かなくなり。
嫌な予感がしたので見てみると。。。
タイコを納める場所のさらに奥に吸いこまれていました!
こんなこと、シマノのケーブルではありませんでした!
ギアをトップにしても出せそうになく、早々にこのSTIは諦め予備用に持っていたSTIに交換擦ることにしましたが、、、STIの交換をするとなると、バーテープの交換とブレーキワイヤーも交換に。
しかしこのままでは納品できないため、即時交換を決断しバーテープを左右ともに廃棄、ブレーキワイヤーもはずし交換。その後シマノの純正ケーブルを用いて再セッティング。無事交換と調整が完了しました!
まさか、ケーブルの仕様の違いでこんなことになろうとは思わず。。。
さて、STIは自転車の中でも精密機器かつ高価なもののひとつです。TIAGRAといえども中古で左右一万、片側でも八千円くらいする場合があります。
ここで、良い機会なのでSTIをばらしてみようと思いましたが。。。止めピンなど一度はずすと戻せない感じで、一部だけ外して中の構造を見てみたところ。。。引っかかっているのは樹脂部分ということが分かりました。
また、タイコがセットされる場所は今回サルベージするところとは違う場所なので、ドリリングしても問題ないと判断しました”!
引っかかっている樹脂部分をリューターで慎重に削り取り、タイコがギリギリ出るくらいに穴を広げ
おおお!でてきた!!
そして、無事にSTIが使えるようになりました!
スキーのビンディングを自分で組み込む時の工具が役立った瞬間ですw
これでSTIを買わなくて済む!一万円浮いた!!
とおもったら、実は昨夜2個セットを発注していたのでしたw
TIAGRA4700のSTIが4つに増殖。。。
もう一台制作決定。
追記
どうやらカンパニョーロ用のケーブルはタイコが小さいらしいので、これですかね!