VOLKL KURO フォルクル クロ 185cm
ドイツのスキーメーカーで日本でも人気のフォルクルは、結構張りのある板で警戒に滑れるという印象があるけれど、実際に自分で持っている板はキワモノのKUROクロです(笑)
KUROは、いわゆるフルロッカースキーの走りで、深雪に捕らわれずに飛ぶように滑れることをイメージして開発されたスーパーファットスキーです。
この板は2013年のもので、KUROは大きな変更を受けずに販売を終了したため、現在市場在庫があるのみとなります。
ディメンジョンは長さ185cm、トップ幅164mm センター幅132mm テール幅139mm戸スノーボード並みの太さのため、当然回転半径Rも26.3mと大周り板です。
横から見ると、見事なフルロッカー。前も後ろもずいぶん手前から曲がり始めていますが、これは雪に埋もれさせないための形のようです。
185cmと少し長めの板ですが、ロッカーしてる分エッジ長が短く、取り回しは思ったより楽で、カリカリバーンじゃなければカービングもどきも可能です。
フォルクルは、なぜか板の名前に日本語名が多いですね。
この板もクロ(黒)です。フォルクルのマークが書道で書かれたようになってて、日本人としてはなんか嬉しいですねw
この板には、マーカーのビンディングがついていますが、解放値は9と少し強めにしています。深雪でスキーが外れた場合の地獄がありますし、この板はリーシュじゃないので紛失の危険もあります。
ということで、これは12月から2月のパウダー専用機として活用しています。
山スキー始めるつもりが、いろいろ大変なことに
北海道で生まれ育ったので、年に半分は雪に囲まれた生活だったわけで、そうすると生活の一部にスキーがあったわけです。
幼稚園時代からスキーをはじめ、小学校でアルペンとジャンプ(30m級まで)を行いましたが、ジャンプは友達の怪我以降止め、アルペンも途中で止めてしまいました。
中学時代にとりあえず2級をとりましたが、特に燃え上がることも無くたまにスキーに行くくらいの関係になってしまいました。道具がないてます。
それから数十年して、登山を初めて山に入るようになりましたが、2年前の唐松岳登山で、山にスキーを担いだ人があまりに多いことに驚き、確かに登ったら滑るのが効率的だと理解しました。そこで、昔取った杵柄ということでスキーを再び始めようとしました。それで買ったのが、
Scarpa Avantアバント
です。また、スキーの世界はカービングに変わってました。もともとアルペンをやっていたときにカービングは経験していますが、スキーが補ってくれるようなものではなかったので、
Head C210
というスキーを8000円で購入しました。が、このスキー女性向けなのか大変やわらかく、踏んでも反発が無い。。。切り返しが遅くリズムが乱れるし、板も暴れるので正直いまいちだった。しかし練習用ということで、本来アルペンビンディングではないAvantをチロリアにつけて滑っていました。
が、実は山のスキーはかかとが上がるツアーモードが無いと駄目と知り愕然。
ツアーモードのビンディングとは、フレームがついているタイプとつま先だけで歩けるTLT(Dynafit社が考えたビンディングでTour Lite Techの略)があるみたい。
AvantはTLTの機能を持たないので、そこで
Scarpa Spirit 3
というツアーモード付のスキー靴を買った。これは非常に軽量(1500g)ば3バックルブーツで、FLEXも80くらいとやわらかく足が非常に楽です。しかし持っているスキーはC210なので、すべりを思い出すために2016年は滑りました。
本年度2017年になり、本格的に山スキーの準備を始めました。まずは板を手に入れますが、このころには滑ること自体も楽しくなっていたので、ゲレンデ(アルペンビンディングでサイドカントリーを含む)と山(厳冬期、残雪期)にあわせて板を用意します。手に入れた板は
ツアースキー
[厳冬期深雪用] K2 Coombackクンバック 114 (2016年モデル 177cm 140-114-118 R23m 1800g + Dynafit TLT SPEED)
[残雪期深雪用] ATOMIC DRIFTER ドリフター (2013年モデル 173cm 132-95-121 R20m 1680g + G3 ONIX)
[残雪期用] ATOMIC BACKLAND ASPECT アスペクト (2015年モデル 164cm 120-85-109 R17 1240g + Dynafit TLT Speed 2.0)
ゲレンデ
[厳冬期パウダー専用] VOLKL KURO クロ (2013年 185cm 164-132-139 R26.3m + Marker)
[スラローム] ATOMIC BLUESTER DOUBLEDECK 3.0 SX (2015年 170cm 125.5-69-111 R10-11-12m)
[パーク] K2 PRESS プレス (2016年 159cm 113-85-104 1652g R20m)
このスキーを操るブーツは、
Scarpa Spirit 3 (25.0 288mm 1.6kg FLEX80 TLT/ALPEN)
K2 Pinnacle 110 (25.5 298mm 2.3kg FLEX110 TLT/ALPEN)
Salomon X PRO 130 (25.5 298mm 2.1kg FLEX130 ALPEN)
の三足になります。
これにDynafitのTLT7など1キロ前後のツアーブーツを買えば全てそろう格好です。
冬用シュラフの比較 Marmot Lithium Helium Montbell #1
そんなちゃんとした比較はできないのですが、厳冬期テント泊をする上で重要なシュラフについて、たまたまいくつかのシュラフを手に入れたので比較してみます。
これまで、モンベルのダウンハガー800 #1を使っていました。-25度の西穂山荘のテント場でも使うという無謀な行動にも、シュラフカバーだけで何とか生き延びたので、八ヶ岳でもいけるんじゃないかな?って思ってましたが、先日の燕岳-10度で寒さが堪えました。ダイエットして少し肉が減ったことと、寒さ慣れしていなかったこともあるのでしょうが、そもそも#1ってリミット温度-12、コンフォート温度-5なんですよね。。。ダウン量は550gくらい。重さが945g。晩秋が限界なのかなって思います。
そこで、もう少し寒さに強いシュラフを手に入れようと、モンベルやナンガやイスカなどをみていたのですが、5万から7万と結構高い(>_<)
手が出せないなあとおもっていたら、海外通販があることを思い出し調べてみると、マーモットのリチウムとヘリウムというシュラフがみつかり、どちらもクリアランスセール中!
マーモットはそもそもダウンウェアやダウンシュラフで名をはせたメーカーで、ダウンの品質には定評があり、ヘリウムやリチウムのダウンは撥水加工され濡れ対策されている。面の生地はPARTEXという素材で、薄いけれど丈夫なメンブレンで、ごく細糸を使っててダウンが飛び出しにくいのだそう。防水透湿ということで期待。
スペックは、リチウムがダウン量900gで、総重量1220g、リミット温度が-21度、コンフォートが-12.8度、極限温度が-42.9度(笑)高所登山には向かないけれど、日本で使うぶんにはこれで十分かと。価格が、割引価格で499ドルのところ、クリアランスで399になり、そこから25%引きになったので320ドル。33000円でした。
また、ヘリウムっていうシュラフがあり、こちらはダウン量600g、総重量1030g、リミット温度が-10.3度、コンフォートが-3.8度、極限が-29.2ということでした。#1よりもあったかい上に撥水。。。価格が、割引価格399ドルが299にクリアランス価格になっていて、さらに25%引くのでなんと240ドルくらい。。。25000円。。。
ということで、リチウムとヘリウム一緒に買っちゃいました(笑)
届きましたので、少し比較してみるとバッグに入った状態ですが、上からモンベル ダウンハガー800 #1で、マーモットリチウム、マーモットヘリウム。
遠近効果があっておくが小さく見えます。
モンベルは少しヘタってきているのもありますが、小さく見えます。
リチウムは大きいバッグがパンパン、ヘリウムは少し余裕があるように見えます。
上がモンベル、下がヘリウムです。
ヘリウムは新品ということもアリフカフカ!結構横方向も大きいので、ストレッチしなくても十分の大きさです。
また、リチウムとヘリウムの差ですが、やはりリチウムはダウン量がすごくてパンパン。リチウムが短く見えますが伸ばしきってないからです。
リチウムとヘリウムのパッキングスタッフサックの大きさ比較ですが、このくらいの差があります。これに入れるとき相当きついので、コンプレッションは必要なさそう。というかコンプレッションこれ以上無理っぽいです。
ということで、冬用シュラフのラインナップもそろったので、そろそろ-20度の世界にいかなきゃね!
ヒマラヤにいかないけど、厳冬期用のシューズ
ヒマラヤの登山隊じゃないですが、暖かい靴は重要です。
ということで、なんと米国で$140でうってたアゾロの8000mむけゲイター付き冬靴です。
これは、ダブルブーツってやつで、プリマロフトの防寒入りインナーブーツの周りに、シェルがある感じです。
さて、この靴、どこで使えるのかw
ウルトラライト装備のためのザックたち
最近、ウルトラライトなる、超軽量装備での登山がはやっているようです。
よく考えたら、私もそういう装備をいくつか持っていたことを思い出しました。
こちらは、軽量ザックで有名なグラナイトギア社のVirgo2と言うモデルです。
52リッターなのに540gという軽さは、インナーフレームや背面のパッドなどを配した結果。
くたくたなザックですが入れ方を工夫するとしっかりします。
この写真では、冬用の装備を入れ込んでます。
ロールトップっていう、雨蓋がないザック。
アクセスは非常に良いですが、微妙に入れられう容量が減る。
ウェストサポートは、ものすごい薄いw
表側には、ギアなどをセットできます。
そしてVirgo以外にもいろいろあり
Vaudeの30L 500g、マーモットの200g、グラナイトギアのスタッフバッグ+α 100gなど
超軽量のざっくっていろいろありますね!