ヘルメット3種、比較をしてみます(K2、サロモン、ブラックダイヤモンド)
登山でも、アルプスではヘルメットは必須になっています。
同様に、スキーにおいてもゲレンデスキーでもヘルメットを装着している方が増えています。
ウイスラーに行ったとき、9割の方がヘルメットを被っているのを見て、日本との違いを感じたものですが、日本も20年遅れて今常識になり始めたようです。
でもヘルメットって、基本ひとつしか持っていないですよね。
私、3つ持ってまして、それぞれ被ってみると形が違うんです。そのお話を書きたいと思います。
私が持っているヘルメットはこちら。
左から順に
ブラックダイヤモンド ベクター
K2 ディバージョン
です。それぞれ特徴があるヘルメットです。
ブラックダイヤモンド ベクター
このヘルメットは、おもに夏のアルプスで使用しています。
特徴は軽さ。最低重量で200グラム程度でしたが、アクションカムのアタッチメントをつけた状態で246.5gと軽い。
穴があいているのも軽量化に効くし、夏でも蒸れないよう、換気が大変よいモデルです。
このヘルメットはスキーでは使用していませんが、雪山では使用しますのでゴーグルとの相性を確認すると、さすがBDらしくSMITHとぴったり
ただし、耳あてがない、深さがない、首周りのサポートがないなど、スキーとは少し狙いが違うのがわかります。
K2 ディバージョン
K2は、スキー用に買ったヘルメットですが、アメリカで買ったので頭の形がアジア向けではありません。縦長で細いのです。しかし少し大き目を買ったので、厚手のインナーもありおさまりは良好。
このヘルメットも、ヘルメット内の換気に気を使ったモデルで、穴はスライドスイッチで開閉できます。
なによりこのヘルメット、耳当てにスピーカーが入ってまして、ポータブルプレーヤーで音楽が聴けますw静かな山の中で音楽を聞きたいときに良いかもですね。
でもその分重い。なんと569g!アクション噛むのアタッチメントがあっても、500gはあるわけですね。芳醇なインナーが重さを増してます。
でも、この程度の重さはなんてことは無いし、深くかぶれるヘルメットで安心感が高い。
ゴーグルとの相性も良く、すっとおさまっている印象です。
サロモン ハッカー C. AIR
最近入手したのが、スキー界のジャイアントサロモンのハッカー カスタム エア。
シンプルな見た目ですが、インナーが空気で膨らみフィット感が増すという、カスタムエアというきのうが目を引きます。しかし、防湿のためのあながすくなく、その制御もできません。また、ゴーグルを止めるフックがプラではなくダイマーニの紐。
重さは、K2から100g少ないですが、アクションカムのアタッチメントがないので軽さはアドバンテージじゃないかもしれません。
このヘルメットは、K2ほど深くかぶれないのですが、インナーが厚みがあって被ると気持ち良いです。また形状がアジア向けに作られていて、頭のおさまりも良いです。
ヘルメットとの相性は、少し脇の隙間が大きいかな。このヘルメットは、基本パークなどゲレンデ向けのようで、サバイバル能力は求められていないようです。
気がつけば全てのヘルメットが緑系になってました。
これから、この子たちに守られながら、スキーを楽しみます!
テント泊スキー用にモノポールテント購入!
登山がすきなので山で暮らせるようテントの備えはあるけれど、ほとんどがドーム型。ツェルトはひと張り、あとは大人数(8名用)のモノポールテントがある。
今自分の関心事はスキーに偏ってて、今年はバックカントリー中心にしてゆきたいとおもい、装備も揃えてきた。が、雪山で泊まるときに、ドーム型より快適なテントが欲しくなり、モノポールテントを新規に買ってみた。
といっても、5000円ですw
これを買った理由はいくつか有ります。
理由1:激安
これは、たぶんどこかのアジア製で、マクロスという会社が出しているテントです。上部が耐水5000mm位の低質なナイロン、下部はブルーシート素材のビニール。
テントポールはアルミで180mm
こんな質素なスペックなので、価格が5000円ほどですw
理由2:軽量
安いということは、作りもちゃちで、もちろんインナーなど無いシングルウォール。
通常のドーム型テントのフライだけだと思っていただければぴったりで、もちろん床は有りません。これにより、テントとポールの重さは1.8キロくらい。なお、グラウンドシートという名前のブルーシートがついてきて、それを足すと2.3キロくらい。
ガイラインが安っぽかったので変えたけれど、重さはそんなに変わらないはず。
なお、ガイラインは、底面の支えようのペグうちで10箇所、風対策のペグうちで10箇所、全部で20箇所という大変な数ですw
一般のドーム型だと、6箇所なので。。。
理由3:快適さ
モノポールした理由は、何より快適さ。
冬山登山、特に厳冬期に高所でテントを張ったことがある方なら、朝方の気温が-25度とかの経験があることでしょう。雪洞のように気温低下を防ぐ仕組みではないテントは、テントの中が温まる要素なんて無いわけで、インナーがあろうと無かろうと気温は低い。ダブルウォールも、水分がそもそも凍ってしまう冬は意味が無い。ってことで、シングルがベストなんです。
さらに、床なしだけれど寝る場所だけマットがあればよく、雪の上でも平気だから床なんて要らない。
そして、高さが1.8mあるので、たって着替えや準備が出来るのは、用具が多いスキー登山には都合が良い。もちろん、荷物置き場も豊富に確保できるのがこのテントの特徴。
したのスカート部分は雪下に埋めてしまうし、降った雪は屋根状なので滑り落ちる仕組み
不安な点
ただ、不安な点もある。
品質面はもちろんだけれど、入り口が吹流しではないので、チャックが凍るとか。
高さがあるので、風に強い形状とはいえ冬の風の強さとかペグ打ちの弱さとか気になる。
なお、ペグは割り箸をいつも使っている。
割り箸を十字にして、ガイラインを巻きつけて雪に埋め踏む。朝にはコンクリート並みになるw
たった5000円で買ったテントがどんな結果になるのか楽しみです。
シーズンオフになってから、スキーの揃え方講座とか書いてみるw
まだまだスキーに行ける山があるのに、今年はスキーをいったん納めて、山登りにいそしんでます。しかし、スキーに行きたい病は治らず、昨年どうやってスキーにはまったんだっけと思い返す日々。
ということで、私がスキー沼にはまった経緯と、個人的なスキーの揃え方講座をかいてみますw
多分私のブログを見ているということは、山登りか、スキーか、カメラかの話題で訪問されたんだろうなって思います。で、おそらく基礎スキーじゃなくなんとなく山スキーを意識されているのではないでしょうか。私がそうでした。
山登りをして、歩いて降りるくらいなら、登った分滑って降りたら素敵じゃないか、と思ってもふしぎじゃないですものね。
まずは金具からw
スキーを選ぶとき、一般的には、ゲレンデ用のスキーと、歩く機能を持ったツアー用のスキーってのに分かれます。それぞれで特徴的なのが、スキーとブーツをつなぐ金具、ビンディングの種類かのかなと思います。スキー板とかブーツとかじゃなく、なぜ金具なのかというと、ここで拡張性が大きく分断されているから何です。
私は、ツアー用のビンディングはいろいろなタイプがありますが、ここでは一般的になってきている、Dynafit社の規格であるTechっていう種類とします。TLTって言われてますが、つま先が特徴的で、ヒール側がぶらぶらさせることができる機能により、つま先固定、ヒールフリーっていう歩きやすい形態が取れます。
もうひとつは一般的なアルパインビンディングってやつで、普通のスキー靴と同じでつま先ヒールどちらも固定するタイプです。
前者は、歩きと滑りが、後者は滑り専用っていうことになり、山を歩くなら前者、滑るだけなら後者ということになります。
下の写真は、同じ板にTLTとアルペン、二つのビンディングを取り付けられるようにした板です。左がTLT,右がアルペン。
大きさが段違いに違い、重さも段違いに違います。
なぜこの違いを最初に取り上げたかと言うと、スキーブーツがTLT対応か、対応じゃないかの違いにつながるためです。ブーツは一度買ったら、何足も買わないのではないでしょうか。そうするとブーツに合わせて板を追加することになるので、ゲレンデなどリフトで登って滑るなら、アルペンが手軽でいいってことになるわけですね。
私のブログは山歩きが主体なので、今回はTLTを基本で購入を考えます。
板っていろいろある
最初に面食らうのは、板。とにかくいろんな種類がある。選ぶ条件は、
長さ、太さ、曲がりやすさ、うきやすさ、硬さ、重さ、メーカー、見た目ってところでしょうかね。
条件をパッケージにすると次みたいな感じになるんでしょうね。
- ふかふか雪
- 硬い雪
- 木がある斜面
- 圧雪
- 飛んだり遊べる
それぞれ、滑りやすい板の特徴が違います。
私は、フカフカもしくは圧雪っていうのを選びました。もともとK2が好きだったので、K2のCoomback 114っていうのを買いました。これは、センターが114mmの太めの板です。
山歩きにも軽く、太いので雪に沈まないいい子です。でも圧雪斜面も楽しい板です。
しかしゲレンデでカービングをしつつ、サイドカントリーも滑り、できればジャンプとかもできたらなあ、っていうことで買ったのが、同じくK2のプレス。
これは159cmでセンター85mmという板で、結構硬めの板でした。
Coombackは良い板なのですが、微妙に太すぎ、ゲレンデ滑りが自由にいかないと思い買ったのがAtomicのDrifterです。
この板は173cmの長さで、センターは95mmということで、本当に手ごろです。
メタル入りの割に軽いし、振り回す楽しさもあるいい子です。
そんなスキーで滑っていたら、ものすごい深いパウダーでは95mmでも沈むことがありました。それで買ったのがVolklのKUROです。
圧倒的なセンターの太さは132mm長さは185cmと大柄。でも積もったスキーの上を滑走するには最高のスペックです。
いままで買った4本で、すべての山の斜面が滑れるなーって思ったのですが、ツリーランをするときに少し長めの板が多く、ハイクアップでも少し重いかなと思い買ったのが、AtomicのAspectです。
この板は、168cmの長さに85mmのセンターの太さということで、小回りが利く!さらに軽量1.3kgしかないのです。これで短く軽く、長く太いところまでオールラインナップができました。
スキーブーツは、TLTに対応した2足を使い分けています。
ScarpaのSpirits3は軽く柔らかい。
Kのピナクル110は、かっちりしてるけど重い
こんな構成になりました。
道楽親父なのでできることですが、もし誰かの参考になればとおもいます。
ZUMA BC-Platinum ツマ 雪遊びと、BCの両立できるスキー板に
以前何かで、ZUMAっていうスキー板を見たけれど、海外の小さなすきーぶらんどなんだろうとおもっていたら、どうもSWALLOWのブランドらしいと知った。
ヤフオクで、ZUMAのBC-Platinumが板のみ2万円で出ていたので、メーカー推奨位置に298mmでチロリアの取り付け穴をあけてもらう条件で落札。
このいた、なんとなくツインチップ。なんとなくロッカーといういたなのだが、122-85-115というプロポーションで、R16m。168cmというプロファイルは、結構面白そう。
板が納品されたら、即座に穴あけ。
もちろん、チロリアのPeak用と、TLT SPEED向けにインビスしました。
穴は片側の板で16個開くことになります。
インビス完了して、二つの板に別々のビンディングをせっとしてみた。
推奨位置が右、左が6センチセットバックのTLT.
推奨位置が、ドセンターであることが分かる。
なお、BC-Platinum + チロリアは、2.7kgで、
BC-PLatinum + TLT SPEEDは2,1kgと、やっぱりTLT軽い。
実際にブーツを付けてみると
6センチだとこのくらいバックする。
テールの長さは
このくらいの差。そもそもTLT SPEEDのコンパクトが影響してテールあ短くなった感じがしないけれど、かなり後方にバックしている、
これで、しーるをつけて登高できるのか、試すのが楽しみ。
ATOMIC Waymaker 80 アトミック ウェイメーカー 80
アトミックは、これまでスキー板しか買っていなかったけれど、初めてブーツを買ってみた。それがWaymaker 80
これ、たまたま新品が13800円で売られていたので、購入してしまったのですが、ユルユルスキーで、ウオークモード付きでっていう視点では悪くない。
足の指なんて、ほんとフワフワ。てかもう少し締められないかな。
FLEX80のわりにかっちりしているのは滑り重視なのか。同じ80のスカルパと比べても硬い。
ウォークモードのできは最小限。これで満足する人はいないと思うけれど、ダウンヒルモードから少し余裕を持って滑るには良いかも。たとえばフリースキーとか。
スモークにブラック、オレンジ、配色はじぶんのいちばんの好み。
インナーの安っぽさがすごいので、K2とかSALOMONでは使いたくないけれど。
春は、このブーツで遊ぼう・
ATOMIC BACKLAND ASPECT アトミック バックランド アスペクト
アトミックは、なんだか思い入れのあるメーカーになってしまいました。
初めてのツアー用の板がDRIFTERだったからかもしれません
そのごBLUESTER DD 3.0 SXを買い、今回手に入れたのはBCで使う予定のBACK LAND ASPECTです。
このスキーは、K2のWaybackと同じく、超軽量コンセプトで、ハイクアップにこだわった板。まだ滑っていないので、不整地の滑りは分からないけれど。
164cmと短いのもあるけれど、プレス板らしく1300gと超軽量
TLT SPEEDを付けていることもあり、一枚当たり1650g程度しかない!
シールで登るには最強の板ではないでしょうか・
これもインビス加工が終わっているので、来年春のBCでデビューですね
ICELANTIC KEEPER SKNY アイスランティック キーパー スキニー
スキーは、モーグルのようなフリースキーが始まり、カービングスキーが出て、いまももの凄い勢いで進化している。変化はのスピードは増している。
そんななか、変化を巻き起こしているのは大手ではなく独自コンセプトで製品を出す、小規模メーカーだと思う。それが4FRNTだったり、ARMADAだったりするわけだが、ぼくも小規模な生産をしている会社のスキーに関心を持った。
といっても先にあげたメーカーはすでにメジャー。FACTIONとかMOMENTなどもそう。SKI LOGICぐらいだったらまだまだ小規模なのかもしれないけれど、ということでぼくが選んだのはICELANTIC。これはSierraTradingPostでも激安販売していたのでちぇっくしていた。
ぼくが試しに買ったのは、ICELANTIC KEEPER の SKNYモデル
SKNYとは、パウダーが深くない、ONPISTEで楽しめるシリーズなのだそう。
アトランティックって感じのトップシート。なんか怖いw
これはTLT1 SPEEDのインビス加工をしている。
板は一枚1700g。でも、このいた191センチもあるw
プロファイルは、128-95-112と少し細め
CAP構造ですがメタルは入っていないようです。
もうシーズンオフだけれど、春スキーに使ってみようか画策中