スキーシール共用に向けたカスタマイズについて その2
まずは、Atomic Backland Aspect と Zuma BC-PLATINUMで供用を目指して。
そもそもこの日本のプロファイルを比べてみる。
Atomic Backland Aspect 長さ:163cm 太さ:119-85-108
Zuma BC-PLATINUM 長さ:167cm 太さ:122-85-115 シールとの差:3mm-0mm-6mm
ほぼ同じ大きさ。すこしだけZumaが大きい。
重ねると、ほぼ同じ。期待できる。
問題はテール。Aspectはバックカントリー、Zumaはツインチップ。
これはあとあと問題になる。
そして、ビンディングの穴の位置。手前がAspect、奥がZuma。
Aspectが2センチほどバック。でも長さも短いので3センチか。
Zumaが不整地で挙動が悪くなる予感がする。
加工するのはAtomicの純正シール。
トップのバックルを外す、もともと無くなってる側は、はがすだけ。
今回は、BlackDiamondのUltraLight Tip Loopってのを使う。
ダイマーニラインで結ばれたモデルで、取り付け自由度が高い半面、先端部が無駄に切らないとダメ。
合わせるとこう。
カットして裏皮からネジ止め。
BDのバックルはみな同じだけれど、ネジを折る。これでネジの基部がネジの中に残る。はずす時はネジを戻すだけと素晴らしい。
これでトップは取り付け完了。
この段階で、Zumaに取り付けてみる。
BlackDiamondの薄手のバックルが、いかにもウルトラライトでカッコいい。
テールまではると、完璧!ほぼ同じラインで晴れたので、これで完璧。
その3では、テールのSTSを取り付けます、。
スキーシール共用に向けたカスタマイズについて その1
雪深い山行向けに買ったCoombackではなく、残雪期までつかえるオールマイティーな山スキーを持っています。AtomicのAspectとDrifter、ZumaのBC-PLATINUMの3本が、センター85-95の適したサイズです。
さて、Aspectは、もともとAtomic純正のシールがついていました。しかしよく見るとトップのバックルというかループをとめるクリップがなくなっています。ですので、シールにバックルが固定されなくなっていて修理が必要でした。
どうせ修理するなら、似たようなサイズの他の板でもシールを共有できるのでは、と思い3本を比較しました。
Atomic Backland Aspect 長さ:163cm 太さ:119-85-108
Zuma BC-PLATINUM 長さ:167cm 太さ:122-85-115 シールとの差:3mm-0mm-6mm
Atomic Drifter 長さ:173cm 太さ:132-95-121 シールとの差:13mm-10mm-13mm
これをみると AspectとZumaはほぼ同一の形をしています。Aspectのほうが少し細いので、まちがいなくシールは合うでしょう。
Drifterは、サスガ片側6-7mm細いし、長さも10センチも足りない。急な斜面などではシールが効かず危険な状況になりそうなので、実際試すまでは封印。
ということで、Aspect とZumaでシール共用を目指して検討を行った。
問題は、シールのトップのバックルの修理と、Zumaのテールがツインチップになっていてクリップがつかない構造だということ。
これを解決するため、シールのトップとテールのバックルとクリップを、ブラックダイヤモンドのものに交換することにした。リアをBDにする理由は、G3のチップテール用のクリップに交換するため。BDのベルトにG3のクリップはぴったり合うということを知ったためです。
スキーポールあれこれ
もともと登山をしていて、ストックを使うことはあった。基本は使わないけれど、下山時に使うと疲れが違うからだ。
また、スノーシューを買ったときに、一緒についてきたストックがある。これはスノーシューが深い雪の中を歩く際にバランスを崩すのを考慮して、用意されたものだ。
スキーも同じように、不安定な姿勢で滑るためか、ストックを持つ方が多い。
という中で考えてみたら次のような5種類ものストックを持っていた。
VOLKS 115mm
これは主にスキーに利用していた。軽量で長さの調整が出来ないゲレンデ用。
色は紫で、少し女の子向けな感じ?
K2 Comp FLIPJAW 100-120mm
これはカーボンとアルミでできた軽量なストック。
ツアーに使えそうだけど、単に長さ調整しかできないので、いきなりシール歩行の時だけかな
シナノ 95mm
これは、コブとかパークなどで遊べるように95mmしかない。グリップ部分に指の間に挟むオプションが付いていて、ジャンプして板をつかむトリックなどをしたときに、ストックが飛んでいかないようにらしい。
これは、スノーシューについてきたストックで、少し重いけれど質実剛健。
3分割なので短くセットすることが出来るのでコンパクトになる。
BlackDiamond 110mm
夏用のカーボンストック
どれも一流品じゃないけどねw
もうスキー場のチケット買ったw早割り最高!
山仲間とともに、今年はBC元年だね!ってはなしをしていたのですが、ゲレンデも練習で行くよねと。昨年は2月からシーズンオフまでだけでも20回くらい行ってたらしく、安くゲレンデ遊びができる用に考えていたら、ちょうど今期のリフト券が販売され始めた。
昨年行ったスキー場を考え、雪深くバックカントリー的な遊びが出来るところで考えたのが次の3つのスキー場で、それぞれ2回分のはや割りチケットをゲット。
- かぐら 6500円で二日
- たんばら 5000円で二日
- 越後あたり 5600円で二日
かんがえたら、一回2800くらいで滑れる!
これ以外にも、イエティとか入笠山のある富士見パノラマとか、BCにも行くから、今年は30-40回はスキーにいけるかなー
BCスキー準備着々、VOILE t6 tech shovel ショベル
山道具の中でも、冬山に重要な装備の一つがショベル。
テントの整地とか、雪洞もそうだけど、遭難者を助けるのが急務の時に、絶対必要な三種の神器の一つ。
今まで、エキスパートオブジャパンやホームセンターのをつかってたけど、本格的なものを手に入れた。
それが、アメリカのアウトドアブランドVOILEの T6 Tech Shovel
これ、750gくらいあって軽くない。
大きさも普通だし、柄の部分もたんに分割されるだけ。
機能面、能力ともにたいしたことない。
でも凄いのはこれ。
なんと柄の部分にスノーソーが!
硬い雪でも切り出せるくらい強力なので、期待できるます。
ものすごい切れ味なので、早く硬い雪面を切ってみたい。
イグルー作ってみたい!
スキーのトップシートを補修してみた
友人がぱっくり裂かれたスキーのトップシートを自分で補修していたと聞いて感心し、自分にもトップシートが破れた板があったなと思い、試してみることに。
トップシートの補修は、見た目もそうですが、板の内部に水が入り木が腐ってしまうことを防ぐ意味もあります。
プロに頼むと、それなりの金額を出費することになるし、自分の板を自分で手入れするのは楽しいと思って下の工具を用意しました。
左から、スクレーパー。これはきれいに仕上げをするために使えるかな、と思い用意してみました。
真ん中はグルーガン用のグルースティック。低い温度で溶けその後固まるプラスティックです。
右ははんだごてですね。
補修するスキーは、
です。
補修個所は2か所あり、比較的軽微ではありますが。。。
こちらはリアビンディングの裏側で、プラスチックが完全に剥がれています。
これは、おそらく板を外す時に反対のスキーで踏んだ際に裂けたと思われます。
もう一か所は同じ板の反対側、こちらもトップシートが剥がれています。
こちらは、フェイキーで滑っているときに転んだことがあり、その時に削ったのかなと思います。
友人はアイロンでトップシートを溶かして再固着させたとのことでしたので、私はグルースティックと、トップシート溶かしの両方を試してみます。
はんだごてを温めて、グルースティックだけで仕上げたのがこちら
水分は入らない状況ですが、もう少し滑らかにできそうな気がします。
この写真の時は、まだかたまっていなかったのですが、冷えて固まるとある程度保護もできそう。
そして、トップシートを溶かしてつつグルースティックで固めたのがこちら。
こちらももう少しうまくできそうですが、現状こんな感じw
どちらもコーティングできましたので、これでがんばってみようー
2017年9月7日更新
アクセスが多いのでちょっと更新しました。
トップシートの修理にグルースティックを使ってみましたが、あれは融解させて付着すると透明に固まるのですね。
ステッカーはがしできれいに加工しなおそうと施工箇所を見ると、大変硬く固着していて、簡単には削れませんでした。
修理部材として効果的なので、ぜひ皆さんもお使いくださいw