チロリアのアルペン用ビンディングを比較してみる
通常、スキー板にはブーツと板をつなぐ金具「ビンディング」が付いているのが当たり前だと思いますが、このブログでは頻繁に取り上げている「インサートビス化」により、金具は一つを使いまわすことができるようになりました。
考え方ですが、一つのビンディングを、複数の板でつかうこともできれば、一つの板に複数のビンディングを付けることができることに気がつかれることでしょう。
私が持っている板のうち、5本がツアービンディングとアルペンビンディング、どちらも使えるようにしています。
ただ、穴の位置が、マーカーやルック、そして私が使っているチロリアで違います。
逆に、同じメーカーなら穴の位置はほぼ一緒です。
ただ、いくつかのビンディングを使ってみて、わりと互換性の面で??となることがありましたので、比較してみたいと思います。
- Tyloria Peak 11
これは、エントリーモデルのビンディングで、フレームこそなく前後独立ですが、エントリーモデルのフリースキー板に使われています。
- Tyloria Attack 11
これはPeakよりもタフな作りですが、フリースキー用のエントリーモデルです。
- Tyloria Attack 16
これは、チロリアのフリースキー用ビンディングでは上位モデルです。
みためですが。Peakはトゥービースが貧弱なのにたいして、Attackは頑丈そうです。
穴の位置は、同じ配置なので助かります。
さて、ブレーキです。
チロリアは、ビンディングの購入時からブレーキの幅は選択ができます。
マーカーは、セットの幅が決まっていて、調整したい場合には別オプションになります。
右からPeak11、Attack11,Attack16と並んでいます。
Attack16は、オークションで買ったブレーキを自分で削ってカスタマイズしています。
接続箇所の形が違うことが分かると思います。
ブレーキを付ける接続箇所ですが、PeakとAttackは別のシリーズなのに、じつは11と16で形が違うようです。Peak11とAttack11が共通、Attack16だけが違います。
これは、ビスの取り付け位置でも同じことが言えます。
写真がピンボケですが・・
Peak11と、Attack11は、ビスの取り付け位置がプラスチックのカバーの上なのに対して。Attack16は、ベースの金属に直接取り付ける感じです。これは、ビスの長さの違いになります。
また、トゥービースの形もすこし特徴があり
Attack11と16は何となく似ている形ですが。
先端部の接続の形が違います。
上部が接続部分ですが、そもそも共有できない形になっています。
3つのチロリアを使い分けているので、気が付きましたが、結構シリーズ、強度によりカスタマイズされています。
実際に現物が見れないので、試してみないと何ともですが、購入時は気を付けてくださいね・